はやぶさ

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010061301000705.html
f:id:azores:20100614155054j:image
ニコニコにいいコメントがついていたので転載。

この画像が送信されたのは上空約1万kmで、大気圏突入が開始される十数分前です。
撮影自体はさらに十数分前に行われていて、はやぶさは運用終了のための命令を受信しながら
5年ぶりに起動したカメラで撮った、6枚のラストショットを送信していました。
これはその中で唯一地球が写っている、最後の6枚目です。
バッテリーが全て故障していたはやぶさは、何とか充電した僅かな電力をカプセル切り離しで使い果たし、
バッテリーを使わず、太陽電池パネルの電力を直接使って飛行している状態でした。
そして、この画像を送っている最中に、地球の影に入り、太陽電池パネルが止まり、
電源を失ったはやぶさは、全ての機能を停止しました。
画面下、画像データが破損している境界が
その瞬間です。これがはやぶさ本体からの最後の信号となりました。
撮影された地球は、カメラを調整する余裕がなかった為に白飛びが発生していますが、
インド洋を正面に、アラビア半島周辺がはっきり識別でき、
地球の写った部分を送信した後、思い残すことはないかのように途切れたデータ送信と相まって
日本の、そして世界の宇宙開発の記念碑的一枚になるであろう、印象的なものとなりました。
数々の神業と執念、幸運により完遂された
はやぶさミッションを象徴するラストショットです。

http://ascii.jp/elem/000/000/528/528836/
http://ascii.jp/elem/000/000/529/529611/
最後に地球を見せてやろうと、カプセル分離で乱れた姿勢を最後のリアクションホイールと燃料のキセノンガスの直接噴射で整えてやった管制チームの優しさと、それをやりとげたはやぶさのけなげさになきそうになる


http://drawr.net/show.php?id=1478887
目からキセノンが・・・