DVD NINJA ASSASSIN

ニンジャー。若干スプラッタな感じのアクション。外国のニンジャ映画というと、うさんくさい日本語だとか勘違いニンジャ像がありありだとおもうけれど、これはちゃんと忍者らしい忍者映画になってる。若干強すぎるきらいはあるものの、正義の味方ではないところだとか魔法的な忍術が出て来ないところだとか、割と日本人のイメージする忍者像に近い。
ストーリーは要人暗殺に関わっているのは忍者であることに気がついた女刑事と、忍者に拾われ暗殺者として忍者の道を歩まされた孤児が、忍者一味と戦うお話。刑事は真実に近づいたがために命を狙われているがため。雷蔵は忍者として成長したもののいろいろな事情で里抜けして復讐するため。共に戦うと言っても、殺されそうな刑事を雷蔵が助けているだけみたいなものだけど。
一番の見どころは、やはりラスト付近なので、がんばって最後まで見てください。ストーリー的にはそんなに面白くないかもしれないけど、最終対決は見物。近代兵器を抱えた部隊と忍者衆との大立ち回りも、ショー・コスギ演じる忍者の親方と主人公の雷蔵との勝負もなかなか熱い。燃え上がる屋敷の中、障子の向こうで二人のシルエットが交錯し血しぶきが障子を赤く染めていくシーンとか、古くさい表現ながらも忍者映画の醍醐味を感じるいい場面だった。あと、ショー・コスギかっこいいな。
うん。思っていたよりいい映画だった。韓国人が主役の忍者やってるハリウッド映画ってところで、ニンジャチアリーダーレベルのものまで想定して見始めたけれど、かなり満足できる出来だった。