本 とある飛空士への追憶

以前映画の新作情報を見ている時に「とある飛空士への追憶」という作品があることを知った。マッドハウス制作だというし、予告を見る限りとても面白そうであった。しかし、まったく聞いた事がないし、割と地味なタイトルだし、なんで映画になってるんだろうかと、若干不思議におもっていた。
そして先日TSUTAYAの前を通りがかった際、フルメタアナザーがあるかをチェックするため立ち寄った。アナザーはなかったものの、この「とある飛空士への追憶」を棚の中にみつけた。たまたま映画公開を知り、たまたま書架に背表紙を見る。これは買うべきであろうと即座にレジへ足を向けた。


本を開いたのは6日の午前2時頃。ふと気がつくとカーテンの隙間に見える窓はすでに朝の色をしていて、時計を見ると午前5時30分であった。仕事もあるのに・・・没入してしまった・・・。これは映画化されるにたる話であろう。納得だ。しかし、かなり心情描写の多い本であるし、それなりにボリュームのある話だから、2時間程度の映画にするのは大変なのではなかろうか。もしかすると、原作読んでいない人間はかなりおいてけぼりになる映画になってしまうのでは。まぁ、そこはそれ。原作を読んでから映画を見るか、映画を見てから原作を読みその後再び映画をみるか、どちらかにすればよいことであろう。
かなりすっきりした後味のいい作品であるから、興味を持たれたら是非読んでみて頂きたい。ぼくは機を見て続編のとある飛空士の恋歌を買うつもりであるし、映画にも行きたいと思っている。